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2004.4.10声明

いまこそ兵を引け

 

 

暴力と憎悪が連鎖してやまない。

武力による一元支配を公言した

アメリカ、イスラエルの「国家テロ」は市民を巻き込み、

無法なテロ集団の行為も市民を巻き込む。

市民はいともたやすく殺される。

 

イラクのテロ組織に誘拐された三人の日本人は、

このまま殺されてはならない。

彼らは市民であり、一切の武器を携行していない。

しかも、彼らは暴力と憎悪のなかで苦しむイラクの人びとを

助けようとして出かけたのだ。

 

武器を携行した兵士を行かせるべきではなかった。

盲目的な対米追従による自衛隊のイラク派兵は、

もともと平和憲法をもつ日本がなすべきことではなかった。

さらに遡れば、アメリカのイラク攻撃はまちがっていた。

911の自爆テロとイラクはなんの関わりもなく、

大義とされた大量破壊兵器は現在に至るまで、ない。

 

日本は、徹頭徹尾、世界に向かって叫ぶべきだった。

「武器を棄てよ。戦争をやめろ」と。

立つべき足場が揺らぐから、すべてが狂った。

紛争にさいして、解決は平和的手段に徹する国でなければ、

世界に平和を訴え、平和を実現することはできない。

日本は世界でただひとつ、それができる国だ。

 

テロリストたちの要求に屈するのではない。

日本が日本のそうであるべき姿を取り戻すために、

いまこそ速やかに自衛隊をイラクから撤退させよ。

イラクに対して行なうべきは、兵を引いてのちの、

平和的な民間支援以外にあり得ない。

 

殺しても殺してもテロリストは新しく生まれてくる。

憎悪が暴力とともにはてしなく連鎖するからだ。

日本はテロリストが跋扈する土壌を根絶することを考えればいい。

たとえば日本は、パレスチナとイスラエル双方と友好関係を保ちつつ、

破綻した「オスロー合意」にかわる「東京合意」を成立させるべきだ。

アメリカは泥沼化し孤立していく。

日本はイラク攻撃の理非曲直を明らかにしつつ、

名誉ある独立国として、世界の平和に貢献すべきではないのか。

 

 

 

 

 

良心的軍事拒否国家日本実現の会  代表・小田実  事務局長・山村雅治

659-0093 芦屋市船戸町4-1-301 山村サロン

TEL 0797-38-2585 FAX 0797-38-5252 jitugen@y-salon.com

 

市民の意見30・関西  代表・小田実

八尾市山本町3-6-8 TEL 0729-98-1113(北川靖一郎)

 

 

 

 

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